すまいとくらしに彩りを fureai

ふれあい 2026年冬号 Vol.128

連載 Series

身近なことから始めるサステナブルなくらし メイン画像
知っておきたいくらしの基礎知識

監修:住友不動産建物サービス(株)

身近なことから始める
サステナブルなくらし

日常の中で耳にする「持続可能」を意味する「サステナブル」。その意味はなんとなく分かっていても、実際、どんな取り組みが「サステナブル」なのでしょう? 今回はマンションでもできる「サステナブル」なことを掘り下げます。

マンションでもできる
SDGsの取り組み

サステナブルなくらしとは?

くらしの中にサステナブルという言葉が広まったきっかけ、「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、持続可能な社会の実現を目指す世界共通の17の目標(ゴール)です。ゴールは「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「住み続けられるまちづくりを」「つくる責任、つかう責任」などの課題が掲げられています。そして、それらの課題は企業や自治体だけに限らず、日常の中で誰もが小さな行動からでも取り組めるものです。

一人のサステナブルな行動は小さな一歩だったとしても、みんなが同じように取り組めば、世界を大きく変化させられるかもしれません。それはマンションの場合、一戸の取り組みが一棟に、一区画に…と広がっていくことでも同様でしょう。では、実際にマンションライフで個人が取り組めるサステナブルな行動はどんなものがあるのでしょう? ここでは一人でも、そして管理組合など集団で取り組むことで、より効果的なことを5つ紹介します。

SDGs イメージ画像
身近でできること①

食品ロスを減らす

食品ロス(フードロス)は、「まだ食べられる食品が、食べ残しや賞味期限切れを理由に廃棄されること」です。食品資源の無駄遣い、焼却廃棄の際のエネルギーロスを防ぐことで、SDGsのゴール「12:つくる責任、つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」などにつながります。食品ロスを減らすために、家庭で食材を使い切ること、食べ残さないことを意識しましょう。買い物では賞味期限の近い食材を選び、購入し過ぎないことも大事です。

食品ロスを減らす イメージ画像
ごみをしっかり分別しよう イメージ画像
身近でできること②

ごみをしっかり分別しよう

家庭のごみは分別することでリサイクルが進み、限りある資源を有効活用でき、SDGsのゴール「12:つくる責任、つかう責任」「14:海の豊かさを守ろう」などに結び付きます。昨今はごみ置き場の分別、ごみの分類の徹底が進んでいます。特にマンションでは一人ひとりの分別意識が、住民全体に連鎖することも期待されます。複数の人が集まる場所をきれいに使うことで、みんなが気持ちよくくらせる。そんな心をきれいにする効果もあります。

身近でできること③

通販などの再配達を減らす

不在による宅配サービスの再配達が増えると、配送車が排出するCO₂の増加やドライバー不足による労働環境の深刻化を招きます。地味な取り組みのように見えて、再配達を減らすことはSDGsの17のゴール「11:住み続けられるまちづくりを」「12:つくる責任、つかう責任」などに結び付きます。荷物は時間指定で受け取ることを心掛けましょう。また、昨今マンションでも設置が広がっている共用の宅配ボックスの活用も効果的です。宅配ボックスに届いた荷物をすぐに取り出すことも大切です。

通販などの再配達を減らす イメージ画像
スマホ活用でペーパーレス イメージ画像
身近でできること④

スマホ活用でペーパーレス

紙資源の無駄遣いを減らし、SDGsのゴール「12:つくる責任、つかう責任」「13:気候変動に具体的な対策を」などに結び付くペーパーレス化は、近年オフィスや学校で進んでいるものの、くらしの中で紙のメモや書類が使われる機会はまだ多いかと思います。住友不動産建物サービス(株)は同社管理マンションの住民向けに「ST-マンション管理WEBサービス」を提供。請求書や領収書、管理組合への届出書類を簡単にペーパーレス化できます。また、設備点検などのお知らせを掲示板からデジタルサイネージに変更することで紙の使用を減らしている物件も見られます。

身近でできること⑤

防災活動に参加しよう

SDGsの17のゴールの一つ「11:住み続けられるまちづくりを」などという観点から、マンション管理組合や自治体による防災活動への参加もサステナブルな行動と言えるでしょう。特にマンション内での消防訓練や震災想定の避難訓練は家族で防災意識を育む場になるほか、避難が困難な高齢居住者をどのように支えるか?など、住民同士が助け合う関係を築く機会になります。一人ひとりが自ら行動することで、みんなのくらしに安心が芽生えます。

防災活動に参加しよう イメージ画像

まずは身近なことから始めよう

サステナブルな取り組みは、企業や自治体が行うイメージがまだまだ強いかもしれません。ですが、くらしの中でも個人でも、住民同士でも取り組めることがまだまだあります。「塵も積もれば山となる」ように、あなたの行動が世界を変える一歩になるかもしれません。

Illustration by miya
Design by Takanobu Higuchi
Text & Edit by Toru Oba(Sunkleio-Tsubasa)

関連記事