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ふれあい 2026年7月号 Vol.132

連載 Series

防災対策・周囲への配慮でバルコニーを正しく使う メイン画像
知っておきたい くらしの基礎知識

監修:住友不動産建物サービス(株)

防災対策・周囲への配慮で
バルコニーを正しく使う

夏は台風、ゲリラ豪雨などによる自然災害が増える季節。特にマンションのバルコニーは飛散や浸水被害を未然に防ぐ対策が推奨されます。今回は、そうした台風・ゲリラ豪雨前、さらに日常的に心掛けたいバルコニーの使い方を解説します。

バルコニーで心掛けたい
自然災害への対策

日本気象協会「過去の重大自然災害事例」によると、6月~10月は他の月より自然災害が増える傾向にあります。その半数以上が梅雨、夏のゲリラ豪雨、秋の台風による大雨被害で、2000年代以降は増加傾向にあります。「災害は忘れた頃にやってくる」と言いますが、過去の教訓を日常に生かすためにも、バルコニーでは次のような対策を心掛けましょう。

台風・大雨前に備えたいこと

台風・大雨前に備えたいこと イメージ
排水目皿の清掃

排水口や側溝に木の葉や泥が詰まると、大雨で雨水がバルコニー内にたまり、室内への浸水、階下への漏水の原因となります。

物干し竿の移動・固定

物干し竿は強風による落下が器物損壊の原因になります。固定または室内へ移動させるなど対策をしましょう。

雨水の噴き上げ対策

窓サッシの下部レールの隙間から噴き上げられた雨水が室内に入り込む場合があります。室内からタオルなどをあてて防ぎましょう。

周囲へ迷惑をかけないよう
気を付けるべきこと

共用施設であるマンションでは、バルコニーの使い方を誤ると、非常時・平時を問わず周囲とのトラブルや事故を招く可能性があります。バルコニーでは、次のような使い方を避けるよう常に心掛けましょう。

起きやすいトラブルと対策

起きやすいトラブルと対策 イメージ①
水のトラブルに注意を

清掃などで大量の水を使う際は、階下へ飛散させないように。排水口や側溝は日常的に目詰まりを起こさぬようご注意を。

隔壁板の前に物を置かない

非常時の避難経路である隔壁板の前は物を置かないでください。避難ハッチがあるバルコニーは、物を置いてふさがないように。

起きやすいトラブルと対策 イメージ②
手すりの利用に注意

管理規約上、外干し可能な物件で手すりに干した布団や、手すりより高い位置に置かれた物は落下事故や景観トラブルを起こす場合があります。手すり周りの使い方に気を付けましょう。

アンテナ等の無断取り付けは禁止

手すりへのアンテナや太陽光パネルの設置は原則禁止されています。また、無断でハトよけネットを設置し周囲とのトラブルになった事例もあります。

起きやすいトラブルと対策 イメージ③
落下・飛散トラブルに注意

バルコニーで遊んでいたお子さまによるおもちゃや食べ物の落下トラブル、バルコニーに置かれた傘やテーブルの強風による飛散が実際に起きています。周囲へ被害を及ぼさないよう自分ごとと捉えて、常に気を付けましょう。

日々の整理・気配りで
暮らしを彩るバルコニーに

バルコニー イメージ

バルコニーは暮らしを豊かにするくつろぎの場でもあります。消防法上の避難通路になっている場合もありますので、避難の妨げになるような物の設置をせずに、花や緑を飾ったり、避難ハッチなどをふさがずにタイルやウッドデッキ、人工芝を設置し自分好みの空間を演出したりするのも楽しいでしょう。マンションのバルコニーは10~15年周期で大規模改修工事が行われ、その際のみ設置物の撤去が必要になります。そのことに留意して空間アレンジをお楽しみください。

まずは防災対策から始めよう

バルコニーは、常に「周囲の迷惑にならないか」を意識することで、自然と正しく、きれいに使えるようになるでしょう。大雨や台風の多い季節ですので、まずは防災対策から見直してみましょう。

Illustration by miya
Design by Takanobu Higuchi
Text & edit by Toru Oba(Sunkleio-Tsubasa)

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