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フライパン一つで作れる !
秋キノコと鶏むね肉のフリカッセ
~白ワインクリーム~
フレンチの世界で修業を重ね、出張料理人や講師として活躍中の“あやシェフ”こと深沢あやさんが、おもてなしにピッタリのおすすめメニューをご紹介 ! 今回は、秋の恵み“キノコ”のうま味を鶏むね肉と共に楽しむフリカッセのレシピを紹介します。
料理研究家・フードコンサルタント
深沢あや(あやシェフ)さん
調理師学校を卒業後、国内外でフレンチの料理人として10年間の経験を積む。出張料理人としての活動とともに、料理の楽しさを伝えるオンラインスクール「Plaisir」も主宰。企業向けのレシピ開発や自治体とのコラボなど、食の魅力を伝える活動にも精力的に取り組む。著書に「出張料理人あやシェフのおうちレストラン:スーパーに売っている食材でプロの味」(誠文堂新光社)などがある。
【Instagram】https://www.instagram.com/aya_bistro/
炒めることでうま味を閉じ込め
秋の恵みをぜいたくにいただく
「フリカッセ」とは、鶏肉とタマネギ、キノコなどを炒めて生クリームで煮込むフランスの定番家庭料理。食材を炒めることでうま味をしっかりと閉じ込めるので、お肉やキノコのおいしさをたっぷり感じられる一皿です。フライパン一つで完成するのもうれしいポイント!
材料2人分
- 鶏むね肉1枚(約300g)
- 塩3g(肉の重さの1%)
- キノコ(シメジ・マッシュルーム・マイタケなどお好みで2〜3種)合計250g
- タマネギ1/2個
- 白ワイン50ml
- 生クリーム150ml
- バター10g
- オリーブオイル大さじ1
- 黒コショウ適量
作り方①
食材を切る
鶏むね肉は焼く30分前に冷蔵庫から取り出し、そぎ切りにして塩を振り、加熱ムラを防ぐために常温で置いておきます。今回は鶏むね肉を使用していますが、鶏もも肉でもOK。その場合は焼く直前に一口大にカットし、塩を振ってください。タマネギは薄切り、キノコは食べやすい大きさにカットしておきます。キノコはお好みで選んで構いませんが、淡白なものより味がしっかりと感じられるものの方がおすすめです。
作り方②
キノコと鶏むね肉を順番に炒める
フライパンを中火で熱し、油を引かずにキノコを焼きます。キノコの表面にじんわりと水分が浮かんできたら、その水分が全てなくなるまでじっくりと加熱し、うま味を閉じ込めましょう。半量ずつに分けると効率よく水分を飛ばせます。水分が飛んだらキノコを取り出し、オリーブオイルを引いて、鶏むね肉を両面1分半ずつ焼いて取り出します。この時点では、中まで火が通っていなくても構いません。
作り方③
白ワインクリームを作る
同じフライパンにバターとタマネギを入れて2分炒め、白ワインを注いでフライパンの底からすくい上げるようにして混ぜます。続いて、取り出しておいたキノコをフライパンに戻し、生クリームを入れ、ふつふつするくらいの火加減をキープしながら2~3分煮詰めていきます。
作り方④
鶏むね肉を戻し、味をととのえる
鶏むね肉もフライパンに戻し、1分ほど余熱で火を通していきます。適宜塩(分量外)を足し、味を調えたら完成です。お好みで黒コショウをかけると味のアクセントにもなり、全体が引き締まります。
出来上がり
秋キノコと鶏むね肉のフリカッセの完成です。キノコは通年手に入りますが、秋の冷涼な気候で育ったキノコは特にうま味が強いので、丁寧に炒めることでおいしさが凝縮され、お肉やソースの味わいにも負けない“主役級”の味が引き出せます。鶏むね肉はパサつきが出やすいのが弱点とされがちですが、そぎ切りで繊維を断ち、煮込み料理にすることでパサつき感を抑えられます。
おもてなしのひと工夫
大切な友人を招いての食事会に、温かなおもてなしの心を伝えるフランスの定番家庭料理「フリカッセ」。合わせるメニューとして、パセリ入りのバターライスはいかがでしょうか。しっかりとした食べ応えでおなかも満足な一品になります。
キノコとソースのうま味で
心温まる一皿に
フリカッセは鶏肉を使うのが定番ですが、ジビエ肉や魚介など、さまざまな食材でのアレンジレシピもある奥深い料理。丁寧に炒めたお肉や野菜の香ばしさ、そして白ワインの酸味が生クリームのまろやかさとマッチし、食べ飽きないおいしさを生み出します。肌寒さを感じる日に、ほっこり温かな一皿はいかがでしょうか?
Photo by Akane Watanabe
Styling by Nana Yoshinaga
Text by Mai Todo
Edit by Rena Mochizuki(Sunkleio-Tsubasa)